かんじの ほしあつめ(1年生の漢字のゲーム) > 保護者向けの記事

まちがえやすい1年生の漢字:人と入、右と石、大と犬

「入る」を「人る」と書いてしまう。「石」と「右」を読みまちがえる。1年生の漢字には線の数が少ない字が多く、その分、1本の線の長さや、点が1つあるかないかで別の字になってしまう組がいくつもあります。

大人には一目で分かるちがいでも、字を覚えたばかりの子には見えにくいものです。どこを見れば区別できるのかを、組ごとに整理しておきます。

似ている字の組の一覧

組見分けるところ
人・入・八「人」は左の線が長く、「入」は右の線が長い。「八」は2本の線が上で離れている
大・犬・天「犬」は右上に点がある。「天」は上にもう1本、横の線がある
日・目・白・百「日」は中の横線が1本、「目」は2本。「白」は上に短い線(点)がつく。「百」はさらにその上に横線がある
右・石「右」はななめの線が横線より上に出る。「石」は横線がいちばん上
右・左下の部分が、「右」は「口」、「左」は「エ」の形
王・玉「玉」は右下に点がある
木・本「本」は下のほうに短い横線がある
十・千「千」は上にななめの短い線がある
子・字「字」は「子」の上に、屋根のような形がのっている
早・草「草」は「早」の上に、草の形(くさかんむり)がのっている
土・上「土」は上の短い横線を縦線がつきぬけ、下の長い横線で縦線が止まる。「上」は上の短い横線が縦線の右側にだけあり、下の長い横線で縦線が止まる
中・虫「中」は縦線が下まで突きぬける。「虫」は下に横線と点がある
貝・見「貝」は下の2本が離れている。「見」は右下の線が曲がって上にはねる

このほかにも、子どもによってまちがえやすい組はちがいます。家で気づいた組を書き足していくと、その子だけの一覧になります。

見分けるときは「どこがちがうか」を一緒に探す

似ている字は、1字ずつ別々に覚えるより、2つを並べて見比べたほうが区別がつきやすくなります。紙に「人」と「入」を並べて大きく書き、「どこがちがう?」と一緒に探してみてください。大人が先に答えを言わず、子どもが「こっちは左が長い」と自分で言うのを待ってみましょう。

読み方やことばと結びつけるのも助けになります。「入」は「入り口」「入る」、「人」は「人がいる」。「玉」は「水玉」、「王」は「王さま」。字の形とことばがセットになると、文の中で出てきたときに意味から正しい字を思い出せます。

「右」と「左」は、形のほかに方向という意味のややこしさも加わります。「右」と言いながら右手を上げる、道を曲がるときに「次は左」と声に出すなど、体の動きと一緒に確かめると落ち着きやすい組です。

書くときに気をつけたいところ

読むときは区別できていても、書くときにまちがえることがあります。似ている字を書くときに見てあげたいのは、次のような点です。

お手本にするのは教科書やドリルの字です。パソコンやスマートフォンの画面に出る字は、書体によって線の先の形が教科書と少しちがって見えることがあります。この点は「「とめ・はね・はらい」はどこまで気にする?」でくわしく説明しています。

まちがえたときの直し方

まちがえた字を消しゴムで消して書き直させるより、となりに正しい字を書いて2つを見比べるほうが、ちがいに目が向きます。直すところは1回に1か所にしぼり、「左が長いと『人』、右が長いと『入』だね」と、ちがいを言葉にして伝えてください。

似ている字のまちがいは、1年生に限らず、大人になってもときどき起きます。

ゲームで見分ける練習

「かんじの ほしあつめ」の「にている かんじ」のステージでは、この記事の組をもとにした問題が出ます。練習では、ちがう部分に色をつけた「みわけカード」を見ながら選べるので、どこを見ればいいかが目で分かります。答えの選択肢には必ず同じ組の字が入るため、なんとなくでは正解しにくい作りです。

出典

(文:こたえや編集部)

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