かんじの ほしあつめ(1年生の漢字のゲーム) > 保護者向けの記事

1年生の漢字の覚え方:絵から生まれた字から始める

ひらがなとカタカナは、1字に1つの音が対応しています。漢字はそうはいきません。1つの字に意味があり、読み方もいくつかあります。1年生にとっては、文字の考え方そのものが変わります。

とはいえ、1年生で習う80字には、とっつきやすい字がたくさんあります。山や川、日や月のように、物の形がそのまま字になったものです。最初はこうした字から入ると、「漢字っておもしろい」という気持ちを持ったまま先へ進みやすくなります。

形からできた字(山・川・日・月)

漢字の中には、物の形を簡単な線で写しとってできた字があります。こうした字を「象形文字」と呼びます。1年生の80字では、次のような字がよく例に挙げられます。

家で取り上げるなら、紙に山の絵を描き、その横に「山」と書いて見比べてみてください。三つの峰が、三本の縦の線になっていることに子どもが気づけば、それだけで字が「意味のある形」に見えてきます。「川」なら水の流れ、「田」なら上から見た田んぼ、という具合です。

ただ、いまの字の形は、昔の形から長い時間をかけて変わってきたものです。「犬」や「車」のように、今の字を見ても元の形が分かりにくい字もあります。字のなりたちには説が分かれるものもあるので、子どもに話すときは、漢和辞典や教科書にのっている説明を元にするのが安心です。

組み合わせてできた字(林・森・休)

すでにある字を組み合わせて、新しい意味を表した字もあります。

「林」と「森」は、木の数がそのまま林と森の広さのちがいにつながっていて、子どもにも説明しやすい組です。「休」は、左の部分(にんべん)が人を表すことを知っておくと、のちに習う多くの字を見るときの手がかりになります。

もうひとつ、線や点で位置や数を表した字もあります。「一・二・三」は線の数がそのまま数になっていますし、「上」と「下」は、横の線の上か下に印をつけた形です。「本」は木の根もとに印をつけた字とされています。

ことばの中で覚える

なりたちで字に親しんだら、次はことばの中で使ってみます。漢字の読み方は、ことばによって変わることが多いからです。

たとえば「日」は、「日がのぼる」では「ひ」、「日よう日」では「にち」と「び」になります。「生」は「先生」の「せい」、「一年生」の「せい」と、1年生ではまず学校のことばで出てきます。字だけを「これは『ひ』」と覚えると、別のことばで出てきたときに読めなくなりがちです。

家でできるのは、身のまわりにある漢字をことばごと読んでみることです。カレンダーの曜日、学校のお便りの「一年」、お店の看板の「大」や「円」など、1年生の字は思ったより目にふれる場所にあります。大人が声に出して読んで聞かせるだけでもかまいません。「この字、知ってる?」と毎回答えさせなくても大丈夫です。

1日5分を続ける

週末に1時間まとめて練習するより、毎日5分ずつ何度も字に出会うほうが、子どもの負担は軽くなります。

その日に新しく見る字は2〜3字にして、前に覚えた字を少しまぜるくらいがちょうどよい量です。忘れていた字は、次の日にもう一度見る字に入れておきます。

ゲームで「絵から字へ」

「かんじの ほしあつめ」の練習では、山の絵と「やま」という読みを見て、4つの字から「山」を選びます。答えると絵がうすくなって字に変わり、形からできた字ではなりたちの一行も出てきます。絵と字を結びつける遊びから始めたいときは、山・川・日・月などが集まった「やま かわ」のステージがおすすめです。

ゲームは読む練習のためのものです。字を書く練習は、ノートやドリルでどうぞ。

出典

(文:こたえや編集部)

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